皆さんこんにちは、フェムテックチャンネルです。
10月6日(木)~10月13日(木)にフェムテック推進EXPO vol.2が開催されます。
第1回目フェムテック推進EXPO ONLINE後の取材の様子はこちらをご覧ください。
【前編】フェムテック推進EXPO ONLINEを終えて「展示会振り返り」

【後編】フェムテック推進EXPO ONLINEを終えて「DMM.comオンライン事業部×フェムテック」

今回お話してくださったのは、合同会社DMM.comイノベーション本部オンラインイベント事業部 展示会企画運営グループ
- 辻本菜々子さん(以下辻本さん)
- 河野瑠美さん(以下河野さん)
のお二人です。辻本さんは、前回に引き続きお応えくださいました。
第2回のEXPOに向けて
源川:改めまして今回もお忙しい中お時間をいただきましてありがとうございます。宜しくお願いいたします。
前回と今回の3つの違い
源川:今回は10月6日から新たに2回目の展示会をスタートされるということで、前回の展示会との違いや、その意図などをお聞かせいただけたらと思います。
辻本さん:大きな違いとしては3つあります。
1つ目は、会期を1週間に伸ばした点です。
前回は平日3日間で開催しましたが、今回は一般の方にもご来場いただくために、土・日・祝日を挟んだ1週間で開催させていただきます。
2つ目はカテゴリとジャンルを大幅に広げた点です。
フェムテックの市場が広がる中で、フェムテックというものを展示会においてどう位置付けていくかかなり考えました。
その結果、今回は「女性を支える全てのサービス」が集まる展示会を目指すということに至りました。
生理や妊活など従来のカテゴリのみならず、美容、保険等の財テクなども含め、「女性の全ての悩みに寄り添う」ことをテーマとし、出展社の皆様に集まっていただく設計となっております。
3つ目は多くの後援団体・メディアパートナー様についていただくことになった点です。
フェムテックというデリケートな分野を扱うにあたり、私たちとしても正しい情報を皆様にお届けしたいという想いがありました。
より説得力のある展示会を目指していきたいと思い、各ジャンルでご活躍されている団体・企業様や有識者の皆様など多くの方にご協力いただく運びとなりました。
源川:ありがとうございます。前回は企業様のみの展示会でしたが今回は一般公開にしたという点について、その理由などをもう少しお聞かせください。
辻本さん:前回展示会を開催した2月からこの半年でもかなりフェムテックという言葉が世の中に浸透してきたことを私自身も実感しております。
フェムテックという言葉がいろんな意味を持つようになってきたなと思っています。
その中で私たちはフェムテック(製品)を使っていこう、推進していこうと強要するつもりは一切ありません。
ただフェムテックがあることで、自分の悩み(の解決)に対する選択肢が増えると思っております。私たちの展示会をそのきっかけとして活用して欲しいという想いがあります。
また、前回開催時に出展企業の皆様から「一般の来場者はいらっしゃらないのですか?」というお問い合わせも多くいただいておりました。
市場では企業様向けのサービスももちろんありますが、一般のお客様向けにサービス・製品を展開している企業様も多くいらっしゃると思います。
そのニーズのマッチングを考えた時に一般の方にも是非ご来場いただいて、私たちの展示会でサービスや製品を見ていただき情報収集していただけたらと思い、一般公開にトライしてみました。
源川:ありがとうございます。以前から展示会を通してフェムテックの啓蒙活動がしたいといったお話を伺ったので、その想いが今回一般公開という形で表れたのではないかと考えていたので、理由をお聞き出来てよかったです!
オンラインならではの良さを出していきたい
源川:先ほども美容や保険といったワードをお聞きしましたが、フェムテックといっても女性の悩みといった点で範囲を広げると様々なジャンルが当てはまりますね。
今回はセクシャルウェルネスの分野も取り扱うといった告知をされていましたよね。
前回の展示会には入っていないかった分野なので、なぜ今回はその分野も取り扱うことになったのか、お話いただきたいです。
辻本さん:セクシャルウェルネスを扱った経緯として「オンラインならではの良さを出していきたい」と考えたことがきっかけです。
今回の展示会を設計するにあたってリサーチした中で、セクシャルウェルネスに関して興味関心をお持ちの方が割と多くいらっしゃることがわかりました。
オフラインで開催されている展示会の中には、セクシャルウェルネスに関するセミナーを行っているものや実際に製品が並べられているものもあるとは思うのですが、私でしたら少し抵抗を感じてしまうと思います。
実際にセミナーに参加したり、製品を手に取って見たり触ったりすることに若干抵抗を感じてしまう…という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そういったデリケートな部分に対してオープンになれないという日本人の性格もあるのかなと。
気になるけれど人に聞けない、そこから都市伝説のような不確かな情報が流れる、といったことがあるのではと問題視しています。
オンラインで開催することによってセミナーも気軽に聞くことができたり、セクシャルウェルネスの製品を取り扱っている企業ブースも気軽に立ち寄ることが出来ます。
そこがオンラインならではの強みですよね。
私たち自身も初めての試みとなりますので来場者の方々の反応が楽しみです。
セミナーは踏み込んだ内容を話しているものもありますので、お一人で聞いていただくのはもちろんのこと、パートナーやご友人と一緒に聞いていただくのもおすすめです。
源川:ありがとうございます。踏み込んだ内容のセミナー…私も聞いてみます!(笑)
やはり前回は企業様向けの展示会だったので、福利厚生等のサービスの中でセクシャルウェルネスという分野は繋がりとして難しいところもあったと思うのですが、今回のように一般の方々向けでしたら少し抵抗がある方でもオンラインならではということでトライしやすいですね!
社内(事業部内)での反応はいかがでしたか?
辻本さん:そうですね…企画段階では正直賛否両論ありました。
しかし実際にご来場いただいた皆様のお声を聞かないと最終的な答えは出ないと思っています。
その分野で悩んでいらっしゃる方々もやはり多いと思うんです。パートナーとの関係に影響したりご自身の自己肯定感につながる部分もあると思います。
そういった方々の悩みをセクシャルウェルネスを扱うことで1つでも解決へと導けるきっかけとなれるのであれば取り組んでみる価値はあるのかなと。
この分野が面白かったと感じた方は是非アンケートなどでお声を直接届けていただけるとありがたいです!
源川:やはり悩んでいらっしゃる方多いですよね。私の周りでもそういった分野でパートナーとの関係性に悩んでいる同世代の方達が多いので、是非こういった情報を届けられたらと私自身も思っております。
フェムテックのリテラシーを高めよう
源川:次の質問に移らせていただきます。
9月12日から一部セミナーの先行配信をしていらっしゃいますよね。
プレスリリースを拝見し、フェムテックをまだあまりよく知らない方でもそれを見ることによって、予習を終えたような形で展示会に参加できるといった1つの流れができているのではないかと思いました。
その取り組みについても少しお話をお伺いしたいです。
辻本さん:フェムテックという言葉に関心が高まる中で、やはり世の中的には1つのブームのようになってきてしまっているのを感じます。
しかしフェムテックはブームではなく、長期的に女性の皆さんのに寄り添うものです。
そういったサービスや製品を出展社の皆様も提供されていると思いますので、一人ひとりのリテラシーを高める必要がある分野でもあると思っております。
展示会に参加していただくことで最新のテクノロジー製品サービスを知っていただくだけでなく、同時にリテラシーを高めることができるといったものを目指しております。
なので各ジャンルの専門家や有識者の方々にお集まりいただき啓発的な切り口でのセッションを用意させていただきました。
事前セミナーの啓発セッションでは、生理(月経)・PMS、妊活・不妊、仕事と育児の両立等、なかなか他人には打ち明けにくいテーマも含めております。
その動画を見て(他人ごとでなく)自分ごとのように捉えていただきたい、そしてその先は企業の問題としてみんなごととして向き合っていただきたいという想いも込めて、わかりやすく具体的な事例を挙げた動画となっております。
源川:フェムテックという言葉は知っているけれど自分ごとのように捉えられていない方や、悩みがあってもどう解決したらよいかわからないという方も多くいらっしゃると思うので、こういった取り組みがあればもっと身近に感じていただけそうですね!
前回取材させていただいた後、事業部内でのイベントを開催されていたかと思います。
【DMM.com フェムテック推進EXPO ONLINE 番外編】~社内事業部向けフェムテックイベント開催レポ~

源川:その内容に関しても記事にさせていただいたのですが、そこから事業部内の意識の変化や今回の展示会に繋がったことなどはありますでしょうか?
辻本さん:前回展示会開催後、3月8日国際女性デーの日に弊社オンラインイベント事業部でフェムテックの勉強会を行い、男女半数ずつ20名以上のメンバーが集まってくれました。
かなりオープンな話までして掘り下げを行ったのですが勉強会以降、フェムテックに関する記事や情報をシェアしてくれるメンバーがかなり増えたと実感しております。
先ほど申し上げた話にもありましたが、リテラシーが上がったのかなと。
勉強会を終えて今までは見過ごしてしまっていたフェムテックというワードに対し意識が向き、目につくようになったのではないかと感じております。
女性社員向けの福利厚生の話も上がったのですが、実際働いていても福利厚生としてどんなものがあるのかわからない方が多いと思います。
勉強会を通して改めて自分が働いている会社の福利厚生を見直す機会にもなりましたので、様々な事業部の方、企業の方に是非こういった機会を設けていただきたいなと思いました。
源川:ありがとうございます。そのイベント以降でも何か他に事業部内でイベント等は開催されたのでしょうか?
辻本さん:それ以降、事業部内では様々なジャンルでメンバー同士が自発的に勉強会を行うことが多いです。メンバー同士を刺激するきっかけにもなったのではないかと思います。
源川:素敵ですね!最後の質問になります。
サッカーチームのアビスパ福岡さんと連携したキャンペーンを開催
源川:前回の展示会後、国際女性デーの日から東京駅ジャックを行われていましたよね。
今回は展示会前後でそういった告知等は行いますか?もしそういった取り組みがありましたら聞かせてください。
河野さん:前回3月に東京駅ジャックを行いましたが、今回は先ほども申し上げた啓発セッションを事前に配信するということと、メトロポリターナさん(産経新聞社が発行するフリーマガジン)に取材をしていただきそちらも記事として掲載していただくという形で告知を行います。
辻本さん:今既に先行配信させていただいている啓発セッションに合わせまして、会期中にしか見られないコンテンツも10月6日から配信となります。
後援団体の皆様の基調講演やインフルエンサーの皆様によるセッションもありますので、是非先行配信と会期中の配信と合わせてお楽しみいただければと思います。
河野さん:またサッカーチームのアビスパ福岡さんと連携をしましてキャンペーンを行っております。
DMM×アビスパ福岡 観戦チケットプレゼントキャンペーン
フェムテックオンライン展示会vol.2の無料登録を行った方(女性1名を含む最低2名~最大4名のグループ)から抽選で、
①10/1(土) 14:00キックオフ 2022明治安田生命J1リーグ第31節 ヴィッセル神戸戦 [試合会場]ベスト電器スタジアム(福岡県福岡市博多区東平尾公園2-1-1) [募集期間]9/7(水)~9/19(月・祝)
[当選発表]9/21(水) 200名
②10/29(土) 15:00 キックオフ 2022明治安田生命J1リーグ第33節 柏レイソル戦 [試合会場]ベスト電器スタジアム(福岡県福岡市博多区東平尾公園2-1-1) [募集期間]9/7(水)~10/7(金)
[当選発表]10/12(水) 160名
合計360名に観戦チケットが当たるというキャンペーンです。
河野さん:10月頭にピンクリボンに関するフェアを実施するのですが、その企画担当として訪問させていただき、サッカーの試合の前に告知も兼ねてイベントを行います。
チケットキャンペーンは既に始まっているのですが、10月頭頃、展示会会期の1週間ほど前(10月1日神戸戦)に告知も兼ねて実施するという流れになっております。
辻本さん:試合の会場に特設ブースを設けまして、ガラガラポンのくじが引けるといった催しになっております。何は当たるかはお楽しみ、ということで皆様是非会場に足を運んでいただけたら嬉しいです。
源川:ありがとうございます!今回私たちフェムテックチャンネルも出展登録をさせていただきました。前回のように様々な企業を訪問させていただいたり、展示会のレポートをさせていただきます。
本日はお時間いただきましてありがとうございました。