みなさんこんにちは、フェムテックチャンネルです。
皆さんは、株式会社TENGAさんが展開するirohaブランドをご存知ですか?
女性社員が女性のために生み出した、いま大人気のセルフプレジャーアイテムブランドです。
2022年4月22日(金)~5月15日(日)、ラフォーレ原宿1.5階(東京都渋谷区)にて東京では第2回目にPOPUP STOREを開催しています。

今回は実際に店舗にお邪魔し、
株式会社TENGA マーケティング本部 国内マーケティング部 irohaチーム月島 様(以下月島さん)

をゲストに迎え、実際にインタビューに答えていただきました。
irohaの魅力やPOPUP STOREで人気の商品などたくさんお話をお伺いできましたので、前編と後編の2記事に分けてお送りしていきたいと思います。
性を思い通りに誰もが楽しめるものに変えていく
「本当に売れるのかな?」という不安はあったけど…
源川:まず始めにirohaブランドが誕生したきっかけや経緯などをお伺いできますか?
月島さん:母体である株式会社TENGAが2005年に男性向けのグッズとしてスタートしました。社長の中ではいつか女性向けのアイテムを作りたいという想いがあったそうです。
弊社は「性を思い通りに誰もが楽しめるものに変えていく」というビジョンをかがけております。初めは男性からスタートしていますが「誰もが」という中にもちろん女性も、そして年齢性別問わず、障がい有無なども関係なく全人類が性を楽しめるようにという想いが元々強くありました。
ただ、今となっては男女社員比率は半々くらいですが最初は女性社員が全くいなかったのでやりたいとは思いながらも中々そこまでには至らなかったそうなんです。
女性社員が徐々に増えてきた段階で、のちのirohaとなる女性向けのアイテムの開発がスタートしました。
2013年の3月にこちら3種類の一番はじめのirohaアイテムをローンチしました。「本当に買ってくれるのかな?」という心配もあったようですが、サーバーがダウンしてしまうくらいのアクセス数をいただき予想以上にとても好評だったようです。
「こんなアイテム待ってました!」といったお声もたくさんいただき、そこから少しずつ展開し現在では40種類以上のアイテムを販売しております。
源川:そんな経緯だったんですね。
月島さん:もともとアダルトグッズは男性目線で作られているものが多く、やけにピンクだったり、光ったり、女性にとって必要ではない機能がついているものも多かったんですよね。最初は挿入タイプではなく誰もが使いやすい当てるタイプのグッズから開発をスタートしました。

源川:irohaさんのアイテムは見た目がどれも本当に可愛いですもんね!
月島:お菓子みたいですよね。
源川:はい!まるで和菓子みたいです。
「ずっとこういう場所を待ってた」の声
源川:今回は2021年にラフォーレ原宿で開催したPOPUP STOREを経て、東京では第2弾とのことでしたがとのことでしたがPOPUPスタートの経緯をお聞かせください。
月島さん:大阪の大丸梅田にはirohaの常設店がありますが、都内でirohaを触ったり買ったりできる場所がなかったので、まず去年2021年8月にPOPUPを開催しました。
「ずっとこういう場所待ってた!」とすごく好評だったので今回2回目の開催に至りました。
源川:実際店舗をスタートしてからの反響はいかがでしたか?メディアや雑誌の掲載件数も年々上がっているとお聞きしていますがやはり店舗の効果なのでしょうか?
月島さん:大阪の常設店の時から考えるとものすごい反響はありましたね。オープンした当初テレビや新聞に取り上げていただきました。2019年に大阪の店舗がスタートしたんですが、今でもその時に掲載されたニュースを覚えててくださって足を運んでくださる方もいらっしゃいます。
女性誌掲載に関しては店舗ができたからというだけでなく、最近のフェムテック市場の伸びや女性が自分のことをケアする(セルフケア)風潮といった時代の流れもあると思います。
数年前までは「女性用TENGA」という取り上げられ方だったり、アダルトグッズのラインナップの中にirohaが取り上げられるような掲載の仕方でしたが、今は生理のカテゴリーやセルフケアの文脈での掲載が多いのでそこは嬉しいですね。

源川:ありがとうございます。時代の変化を感じますね!
~後編に続く~